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平成25年度 秋季都大会 WEEK3
vs. 東京電機大高

平成25年度 秋季都大会 WEEK3
2013年09月22日 13:30
at 日大三高グラウンド

1Q 2Q 3Q 4Q
都立西高 OWLS 7 28 7 0 42
東京電機大学高等学校 WOLVERINES 0 0 0 0 0

ゲームレポート

セレモニー

66thOwlsの最後の大会、平成25年度の秋季大会が幕を開けた。都立西高の緒戦の相手は、東京電機大学 付属高等学校(電大)。過去の対戦では西高が勝利をしているものの、今年の電大 は第一回戦を接戦で勝利しており、タフなゲームになった場合には油断できない相手である。 午後1:30分を少し過ぎたころ、セレモニーが始まる。日大三高グラウンドに射す日差しは9月下旬にしては強く、気温は30 ℃と暑い。ただ、グラウンドの空気は、緊張感に満ちており、どこか張りつめている。本日は西高の記念祭当日であるにもかかわらず、西高サイドは 多くの保護者、西高生、OB、OGで賑わいをみせている。 セレモニーが終わり、ハドルが始まる。主将の3年生#72宮橋の「Pride of Nishi!!!」掛け声 とともにハドルが解かれ選手がフィールドに散らばっていく。 西高のKick Offで、試合が始まる。

第1クオーター

電大のリターナーは、西高#10加藤のキックを電大自陣20ヤード付近でキャッチ。そのままリターンし、電大自陣40ヤード までボールを進め、電大の攻撃が始まる。 電大陣40ヤード付近からの1stDown10。電大は真ん中に選手を寄せたフォーメーションからパスを試みるも、失敗。続く2ndDown10 では、電大のオプション攻撃に対し、#83副将の大塚ハミルが素早い反応をみせロスタックルに仕留める!盛り上がる西高ディフェンスは続く3rdDownも、 #77鈴木が素早い出だしで、電大のインサイドのランプレイをきっちり止める。西高ディフェンスは、見事初めのシリーズで電大オフェンスをシャットダウンし、 Down更新を許さなかった。 その後の電大のパントをリターナーの#31佐藤が、西高陣10ヤードから25ヤードのナイスリターン。西高陣35ヤード付近より 西高オフェンスが攻撃開始。初めのプレーは#21陳が右サイドを突き5ヤードのゲイン。続く2ndDownの攻撃も#21陳がボールキャリーをする中央へのラン。 1ヤードのゲイン。3rdDownで、QB#10加藤(哲)から、#85村松へのパスがヒット。これが15 ヤードのゲインとなり、西高がダウン更新に成功する。続く西高の攻撃は電大陣45ヤード付近からの1stDown。#10加藤は、 バックへのスウィングパスを投じるも、惜しくもパス失敗に終わる。ところが次の2ndDownで#22村田の1年生がOpenをつき、15ヤードのゲイン!#22 村田は中学時代に陸上競技で関東大会に出場するなどの実績を残す選手で、持ち前の快足を武器にオープンエリアを駆け抜けた。 続く西高オフェンスは、QB#10加藤(哲)が#31佐藤、#85村松へのパスを立て続けに決め、電大陣3ヤードまで侵入。最後に#21陳が3 ヤードのタッチダウンラン!トライフォーポイントのキックも決め、西高7―電大0とリードを奪う。この第一シリーズで、西高オフェンスは、QB加藤がミドルパスを 3回投じその全部を成功させるなど、落ち着いた立ち上がりを見せた。 西高のキックにより、試合が再開されると、次の電大の攻撃は、西高#16大向、#44工藤、#24 有馬が、素早い反応を見せタックルを決め、ダウン更新を許さなかった。 その後の西高の攻撃はパスが惜しくも通らず、ダウン更新ならず。 続く電大の攻撃は#24有馬、#83大塚ハミルがオプション攻撃に素早い集まりを見せ大きくロス。また#88野城が中央へのランに よい反応を見せノーゲインに仕留める。西高ディフェンスは電大をパントに追い込む。 このパントを#31佐藤がキャッチし、ブロッカーを巧みに使ったランで、約46ヤードのビッグリターンを見せる!

第2クオーター

電大陣9ヤードからの西高の攻撃は、#79村川が好ブロックを見せ、#21陳の力強いランで見事タッチダウン!#10加藤(哲)がキックを落ち着いて決め、 14-0で西高がリードを広げる。 続く電大の攻撃もオプションを軸にした組み立て。しかし、これに対して西高DLの#83大塚と#72宮橋が相手OLのブロックを上手く処理し、電大のQB にプレッシャーをかける。プレッシャーを受けた電大QBはオプションピッチをミスしファンブルするがこれは惜しくもリカバーならず。 その他にも#88野城、#44工藤の思い切りの良さが目立ち、電大オフェンスにゲインを許さない。 続く西高の三回目の攻撃は西高陣39ヤード付近から。初めのプレーは#10加藤(哲) がロングパスを狙うものの、レシーバーが空いておらず、自らスクランブル。このプレーでは西高OL#79木佐谷、#67金田のパスプロテクション がよく、電大にラッシュを許さなかった。 その後、#10加藤から、ロングパスがヒット。レシーバーが敵タックラーを引きずりながら前進し、敵陣残り1ヤードまで前進。その後#42窪田の1 ヤードランによりタッチダウン! 加藤の冷静な判断によりロングパスが決まり、このシリーズも西高は得点をすることに成功した。 その後も西高は#1伊藤のパスキャッチや#22村田のランでゲインを重ね、得点を続ける。 また、ディフェンスも#26菅原、#44工藤のナイスタックルが決まり、ゲインを許さない。また、一年生ながら、インサイドのDLとして出場した#74 為我井の活躍も目立った。 前半を終了し、西高35―電大0と大きなリードを奪う。 前半を通じて、オフェンスは指揮官の#10加藤(哲)が落ち着いたプレーを見せ、パスを決める。また、#21陳、#22村田 のランがうまく決まり得点を重ねることに成功した。 ディフェンスも主にディフェンスラインの#83大塚と#72宮橋が相手オフェンスラインのコントロールに成功し、QB にプレッシャーをかけることに成功し、うまくリズムを崩すことができていた。前半は一度も電大のダウン更新を許さなかった。

第3クオーター

第3クォーターからは西高は期待の新人QB#15中筋がオフェンス指揮する。またレシーバーも一年生の#11若林、#17村井、#33原田、#89木内 が活躍を見せてくれた。 まず、初めのシリーズは、QB#15中筋から#85村松へのパスがヒット!さらに、#89木内へのパスも決まり、敵陣12 ヤードまで侵入することに成功する。ここでは西高オフェンスにハンドオフミスがあり、これが電大にリカバーされ、惜しくも攻守交代となってしまう。 しかし、次の電大オフェンスで、#24有馬がQBのピッチをそのままキャッチし、リターンタッチダウンをすることに成功する。これで西高42―電大0 とさらにリードを広げることに成功する。 次のディフェンスでは#66小牧の一年生DLが出場し、全力のパシュートを見せた。 このシリーズでは#83大塚がファンブルリカバーに成功し、直ちに電大の攻撃権を奪う。 その後の西高オフェンスは、#15中筋、#22村田、#17村井等の一年生プレイヤーの活躍が目立った。

第4クオーター

第4クォーターに入ってもディフェンスは#83大塚、#72宮橋、#44工藤の活躍が目立ち相手に大きなゲインを許さない。これに加えて、一年生の#74 為我井も相手のインサイドのプレーに素早い反応を見せロスタックルに仕留めるなどの活躍を見せた。 またオフェンスも#15中筋が一年生らしからぬ落ち着いたプレーを見せ、オフェンスをけん引する。#33原田 等の一年生レシーバーにパスを決めるなどの活躍を見せた。 試合の終盤には、#44工藤が電大のパスをインターセプト!そのまま約40ヤードのリターンをするなど、西高が気持ちのこもったプレーを続け、電大を圧倒した。 全体に西高オフェンスは落ち着いた立ち上がりから、丁寧なプレーを続けて、得点を重ねて、危なげない試合を展開することに成功していた。特にQB#10 加藤は、冷静にフィールドを見て、パスを投げ分けていた。 またディフェンスも、#72宮橋、#83大塚、#44工藤のボックスメンツの三年生が活躍を見せ電大のオフェンスをシャットアウトすることに成功していた。 さらに、#15中筋、#74為我井を中心に多くの一年生が出場し、活躍を見せていた。

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