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60期 DB 大岡 航
PLAYするということ

60期 DB 大岡 航

PLAYするということ

私がアメフトに出会ったのは高校1年生の時です。まだ年端もいかぬいたいけな若者であった私を、言葉巧みに丸め込んでアメフトの沼に引きずりこませた西高恒例の勧誘のあの日から、自分の人生の大事な場面にはいつだってアメフトがありました。三十にして立つ。振り返ってみるとあの時アメフト部入部を決めた大岡少年の判断は間違ってなかったと思っています。大学を卒業してもいまなおアメフトを続けていること、それも社会人リーグの1部で主将を務めていること、すべてこのスポーツの懐の広さゆえだと思っています。

大岡 写真

アメフトのもつ魅力を語るのは、他の優秀なOB諸兄にその任を譲ることにして、私からは、何かを楽しむということについて語りたいと思います。

私の大学時代の恩師の言葉で、「アメフトは所詮PLAY」という言葉を今も大事にしています。PLAY、つまり遊びです。アメフトは所詮遊びなのです。僕自身、学生のころからアメフトは自分のすべてを費やさなければいけないと思っていました。すべてを費やして練習し、すべてを費やしてミーティングする。そうしなければ勝利をつかむことはできないと思っていましたし、その資格がないとすら思っていました。もちろん当時の自分を否定はしません。でもそれだけがアメフトとの接し方ではないということに、大人になってから気づかされました。アメフトが楽しい。その想いさえあれば、こんなに長く、そしてたくさんの仲間とアメフトができるということに喜びを感じています。アメフトは所詮PLAYです。アメフトは私の口座に1円も振り込んでくれません。しかし、そんなPLAYに自分の存在をかけることが粋であると思っていますし、短い人生の中でそんな素敵なものに出会えたことに幸せを感じています。

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考えてみると、人生の中で、一瞬であれ何か夢中になれるものに巡り合えることのほうが奇跡なのかもしれません。そして大人になっても何かしらに夢中であるということはもしかすると思っているよりもずっとずっと難しいことなのかもしれません。周りを見渡してみてください。あなたの周りの大人たちはキラキラした目をして生きていますか?通勤時に下を向いて、どこか焦点の合わない目で闊歩していませんか?常にせかせかして、左手にスマホ、右手にお箸で昼食を食べていませんか?月曜日の朝、起きるのがいやだなぁと寝ぼけ眼で目覚まし時計のアラームを止めていませんか?まぁ、これは私もそうなんですけど。

何かに夢中な人は、まわりから観ていてもきっとキラキラしていると思うのです。そして自分自身はそうでありたいなと思っています。夢中になれるものに出会えるということはそれだけで、幸せなのだと思います。それは、アメフトでなくても、アイドルであっても、人狼ゲームでも、学問でも、仕事でもなんでもよいのでしょう。しかし、全力を尽くす。そしてそれを共有できる仲間がいる。そんなシーンをともに分かち合える仲間がいることに私は幸せを感じています。私の場合、その礎は間違いなくOWLSでのこのスポーツとの出会いによって築かれたのだと思います。これからも飽きるまではアメフトに夢中でいたい。自分の人生をよりキラキラさせるために粋なチャレンジを続けていきたいと思っています。

飽きたら次はモルックをしてみたいです。

大岡 航
2005年~2008年、都立西高。2007年、月刊TOUCH DOWN トップボーイ選出。2009年~2013年、京都大学。2011年、関西学生リーグ インターセプトリーダー。2020年~、三菱商事CLUB TRIAX。2022年~同チーム主将。(2022年現在)

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