70期 大蔵 泰斗
社会に出て
70期 大蔵 泰斗
社会に出て
社会に出てから責任という言葉をよく耳にするようになった。仕事においての責任、生活においての責任、さまざまな責任を自分自身で背負っていがなければならないが、大抵の新社会人はこの点で学生時代とのギャップを感じ、疲弊してしまう人もいるである。今は転職の時代と言われ、ポジティブな転職とは別に、このような嫌だなと感じることがあればすぐに退職し違う場所に居場所を探す若者も多いとされている。しかし、若者が全員OWLSでアメフトさえしていればそのようなことなど決して起きえないのではないか。
アメフトという競技の特性に完全分業である点が挙げられ、フィールドに立つ11人全員が与えられた役割を果たすことが求められる。西高アメフト部ではその責任を果たすことの重要性を徹底的に教え込まれる。「誰か1人でもサボるとプレーとして成立しない」という考えが根底にある私たちは、チームメイトのために、チームメイトに迷惑をかけないように、強い責任感を持ちながら日々の練習、ミーティング、生活に取り組むのである。こうして普段から責任を背負って生活する部員たちは何をするにしても同様の考えから、強い責任感をもとに物事を遂行するようになる。このように書いているとやらされているようなマイナスなイメージの責任であると捉えられてしまうかもしれないが、そんなことはない。誰かのために自分の持てる能力を存分に発揮しチームで成し遂げる、今社会で必要とされている一つの要素ではないかと思う。また、このような一面を持っているのが、現在社会で活躍されている西高アメフト部OB・OGの先輩方なのではないかと思う。
立派な社会人になるための地盤づくりのためにも、西高アメフト部での活動はとても有意義なものである。是非一人でも多くの人にOWLSで素晴らしい経験を重ねていってほしい。
大蔵 泰斗
2015年~2017年、都立西高。2017年、春季関東大会4位入賞。2017年 春季ハドルマガジン スーパースターハイスクール選出。
2019年~2022年、早稲田大学。
2024年〜、ノジマ相模原ライズ。(2024年現在)
2021年のメッセージはこちら
Photograph by Kohei SAEKI ©Official RISE pics